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- 謹賀新年、お正月の手紙 -

百福はがき

第20回全国菓子大博覧会記念(60円切手)1984年2月24日発売
モチーフ:和菓子と茶せん 年賀切手(5円切手)1964年12 月15日発売 モチーフ:郷土玩具/麦わらへび(東京)

年神様を迎えて旧年の実りに感謝し、新年の豊穣を祈念するお正月は、日本人にとって最も大切な節目の一つです。
時間をかけて準備され、厳かに祝われました。

お世話になった方々との親交を温めるため、年賀状を記すことも大切なお正月迎えの支度です。
新しい年を祝い、そして感謝を表す年賀状。
清々しく、晴れやかな思いを届けませんか。

最初の画像でご紹介しているのは、河鍋暁斎による「百福」をモチーフとした葉書を使ったコーディネートです。
おしゃべりをしたり、お化粧をしたり、家事にいそしんだりするお福さんたち。
日々の暮らしを楽しげに優しく描いたこのはがきは、日常の中にある賑やかな幸せや、何気ない時間の大切さを思い起こさせてくれます。
新しい年も、福々しいことが沢山やってきますように、という願いを込めたご挨拶状にご利用ください。
画中でお茶を点てるお福さんに因んで、和菓子の切手を合わせてみました。

日の出とともに、宝船に乗って現れる七福神様は、あらゆるものに福をもたらしてくださいます。
柴田是真が榛原に託した木版絵を基にしたこちらの絵はがきには、「なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな」の回文が添えられています。
宝船図と、この回文の組合せを枕の下に敷いて寝ると、良い初夢が見られると伝わるおめでたい図案です。

切手は、横山大観の描いた富士山を用いて、お正月の晴れやかな気持ちを乗せてみました。
新しい年への船出、その大海原に勢いよく出発するような印象のコーディネートです。

お正月の楽しみの詰まったご挨拶状

お福さんと金色のはがき

掲載切手:国立能楽堂開場記念(60円) 1983年9月14日発売
     年賀切手(5円)1957年12 月20日発売 ※モチーフ:郷土玩具/犬はりこ(東京)

初笑いを思い起こさせるお福さんのはがきや、金地の華やかなはがきも、年賀状によく合います。 あわせたのは、国立能楽堂の開場記念切手と、郷土玩具のいぬ張り子をモチーフとした切手です。
国立能楽堂の開場記念切手には、1983年に竣工した国立能楽堂の外観と、「翁」を演ずる能楽師が描かれています。「翁」はお正月や祝言に披露されることの多い、能の中でも特別な演目です。
東京の郷土玩具である、いぬ張り子の切手も添えて、お正月の浮き立つような楽しさが詰まったご挨拶状にしました。
(ご紹介したはがきは、どちらも榛原日本橋本店でのみ取り扱っています。)

健やかな成長への願いを込めて お年玉に使うぽち袋

ぽち袋


子どもにとっては、お正月の大きな楽しみである年玉。
榛原では、手の中にすっぽりと隠れる大きさで、遊び心溢れる図柄のぽち袋を用意しています。

武者絵凧(縁起凧)のミニチュアを合わせました。
平安時代に日本に伝えられ、改良されながら18 世紀後半には子どもの玩具として普及した凧は、縁起を祝うものでもあります。

年賀状の書き方について

ここでは、年賀状の基本的なお約束ごとと、文例をお伝えいたします。

■年賀状の書き出し

親しい方へのお祝いの言葉(賀詞)例
迎春
新春
賀正
※こちらは略式のあいさつのため、親しい方用です。
※目上の方へは以下をご覧ください。

目上の方へのお祝いの言葉(賀詞)例
謹賀新年(謹んで新年をお祝い申し上げます)
恭賀新春(恭しく新しい年をお祝い申し上げます)
慶賀光春(輝かしい新年のお慶びを申し上げます)

■書き添えの言葉例…賀詞のあとに、すこし小さめの字で書きます。

・旧年中はいろいろお世話になりました
 今年もどうかよろしくお願いいたします

■年賀の礼状の場合(賀詞のあとの書き添え例)…万が一、出していない方から年賀状をいただいた場合。

・はやばやと賀状をいただきまして 恐縮に存じます
 今年もどうかよろしくお願い申し上げます

※本来、句読点は使用しないようにしますが、最近では用いることも多くなってきました。
※基本的には、日常的な細やかな連絡はあまり書かず、新年の挨拶のみにします。

■結びの言葉

・今年も健康で よい一年になりますように
・ご家族のご多幸とご健康をお祈りいたします
・ご健康で幸せに満ちた一年でありますよう お祈り申し上げます

■日付の書き方

年賀状は12月中に書いた場合でも、日付は
令和三年元旦
令和三年一月一日
二〇二一年一月一日
のように記します。
この時、令和三年一月元旦とは書かないよう注意が必要です。
(「元旦」は「一月一日の朝」という意味なので重複するため)

■年賀状の時期

1月1日(元旦)〜1月7日(松の内)
※松の内の日付は地域によって違いがあります。

 

そのあとは『寒中見舞い』になります。
1月8日(松の内すぎ)〜2月3日ごろ(立春)まで
※2021年の立春は2月3日です。

■年賀状の投函

元旦にお届けしたい場合、例年12 月15日〜25日投函という決まりになっています。
※地域により集荷状況が異なるため、必ず最終の集荷時刻等、ご確認ください。

大切な方に、新年の寿ぎの気持ちを届ける豊かな時間を、準備からお楽しみいただけましたら幸いです。

近藤千草

東京生まれ。“手紙を書く時間を創造する”
「POSTORY」代表。主に経営者への手紙コンサルティング、企業用プロダクト製作等。承った手紙は上皇上皇后両陛下宛〜社員宛迄多岐に渡る。手紙から広がる文化・歴史・アート等、親しみを込めて探究。趣味は年表作成。

POSTORY Web site

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