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- 実りの季節、敬老の日の手紙 -

九月は、別名を菊月といいます。
旧暦の九月に盛りを迎える菊の花に因んで、今回のコーディネートでは、どの写真にも菊の意匠が利用されています。

黄金色の稲穂に、夕月夜。
秋の風物詩は、菊花のごとく、黄色に代表されるように思います。
春の七草は食して無病息災を祝うものですが、秋の七草は見て楽しむものであるように、
季節を視覚から取り入れ大切な方に手紙を送ることは、古来愛されてきた美しい営みです。
敬老の日に向けて、また秋の夜長に、想いをしたためてみるのはいかがでしょうか。

最初の画像でご紹介しているのは、ともに長寿を象徴する、鶴と松の組み合わせの絵はがきです。
お送りする方の幸福を願う吉祥図の葉書で、感謝の気持ちを伝えます。
切手も、折り紙の鶴でモチーフを合わせました。
添えているお花は秋の七草の一つ、おみなえしです。

からすうりの葉書で、実り豊かなお手紙を

からすうり葉書と鉄器切手

掲載切手:伝統色シリーズ第3集(63円切手)2019年11月6日発売

夏に白いレースのような美しい花を咲かせ、秋に明るいオレンジ色の実をつけるからすうりは、秋の季語でもあります。
切手は鉄瓶が描かれているものを選びました。
温かい飲み物が美味しくなる季節。葉書の印象と合わせて組みました。
添えている緑は、鉄瓶からお茶つながりで利休草です。

今回は、近藤千草さんに、秋のお便りの文例を教えていただきました。
敬老の日だけではなく、この時期のお手紙全般にご利用ください。

拝啓 涼やかな虫の音に、ようやく秋の深まりを思うこのごろ、
お変わりございませんでしょうか。
こちらもおかげさまでつつがなく過ごしております。


(主文/要件、近況を伝える)


季節の変わり目、いっそうのご自愛をお祈りいたします。 敬具


日付
名前
宛名

純白の奉書紙のふちに、鮮やかに紅色を入れたこちらの一筆箋。
紅白の持つ、慶事や吉祥の意を手紙で運びます。
便箋がシンプルな分、紙風船やけん玉、将棋の駒の切手で遊び心を足しました。

背景に入れたのは、菊花とその葉をモチーフにした榛原千代紙「重陽」です。
菊の花が咲くと実りの秋がやってくることから「佳きことの先触れ」という意味が込められています。

愛すべきちいさな帳面を贈り物に

和綴じメモ帳


和綴じメモ帳を開いた状態

敬老の日の小さなプレゼントに、手のひらサイズでいつでも取り出せる、和綴じのメモ帳はいかがでしょうか。くらしの楽しみを書きとめるのにご利用いただければ幸いです。
こちらの商品は、榛原の店舗のみで販売しています。

近藤千草

東京生まれ。“手紙を書く時間を創造する”
「POSTORY」代表。主に経営者への手紙コンサルティング、企業用プロダクト製作等。承った手紙は上皇上皇后両陛下宛〜社員宛迄多岐に渡る。手紙から広がる文化・歴史・アート等、親しみを込めて探究。趣味は年表作成。

POSTORY Web site

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