蛇腹便箋を榛原千代紙柄のつづり箱に納めました。文箱としてペンや切手と一緒に収納し、思い付いたときにいつでもお便りを。 また、ふと浮かんだかんだ考えをつづる、 好きな言葉をつづる等、自分の時間のための道具箱としてお手元に置いてください。
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お正月は元来、年神様を迎えて旧年の実りに感謝し、新年の豊穣と平穏を祈る行事でした。
そのため、年始のご挨拶に伺う際は、年神様を祀る神棚や仏壇へのお供え品を持参する風習があったと言われています。それが、時を経て相手への手土産を持参する文化に替わり、現在まで引き継がれて参りました。
個人の関係のみならず、仕事でお世話になった方へのご挨拶にも、手拭や菓子折りなどを携えて伺うことが多くあります。ここでの御年賀の品は名刺代わりの意味を持ち、ささやかながら寿ぎの気持ちをこめた品を選ぶことで、新年に良いご縁をつなぐことが出来ます。
御年賀の贈り物には、紅白の花結びか紅帯の熨斗紙を掛け、「御年賀」の表書きを入れます。
お渡しする時期は1月1日から3日までの「正月三が日」が基本ですが、都合がつかない場合は1月7日までの「松の内」にお持ちしても問題ないとされています。
御年賀は、お手渡しが前提ですので、宅配便などで送付する事は行いません。
当方、または先方が喪中に当る場合は、「寒中見舞い」の熨斗紙を掛け、松の内が明けた後に持参するのが一般的なマナーとされています。
榛原の便箋や懐紙などは、御年賀の品にも多くご利用いただいています。
ここでは、代表的な品をいくつかご紹介します。
折り目ごとにミシン目が付いており、お手紙を書き終わったところで切り離して頂けます。
便箋の柄も、江戸期の巻紙を基にデザインしました。
必勝祈願に掛けた「千鳥」、長寿の象徴である「千代見草」などのおめでたい柄が揃っています。
お客様をお迎えしたり、お初釜に参加したりする1月は、お懐紙を使う機会も多くあります。
ふちを紅色に染めた「紅梅」と、純白の「小菊」を合せると紅白一対の贈り物になり、新年の寿ぎに花を添えます。
ちょっとしたメッセージを書き添えるのに便利な一筆箋は、いくつあっても喜ばれる品です。
御年賀には竹久夢二の「紅梅」や「椿」など、新春に因んだ柄を選びましょう。
「榛原の紅色は寿ぎの色」と言われてきたように、木版摺りの鮮やかな紅色はおめでたい場面によく似合います。
一枚一枚職人が手仕事で仕上げた、印象的な贈り物です。
オリジナルの千代紙を使った筆筒は、デスクや、化粧台の上で大活躍します。
平たく折り畳む事ができるため、持ち運びも便利です。
蛇腹便箋を榛原千代紙柄のつづり箱に納めました。文箱としてペンや切手と一緒に収納し、思い付いたときにいつでもお便りを。 また、ふと浮かんだかんだ考えをつづる、 好きな言葉をつづる等、自分の時間のための道具箱としてお手元に置いてください。