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団扇(うちわ)

団扇(うちわ)

榛原団扇は初夏流行の魁

榛原では、初夏より店頭に団扇を並べ、お客様をお迎えしております。

ファッションアイテムとしての榛原団扇

江戸時代、団扇は火を起こしたり、料理を煽いだりする生活用品として用いられた他、夕涼みや盆踊りの際には浴衣と合わせたファッションアイテムとして愛用されました。
榛原では、創業時から木版摺りの団扇を取扱い、大変な人気を博していたようです。江戸時代の末において、団扇の画題としては役者絵や美人画が一般的であった中、榛原では文人墨客に風景画や植物画などの図案を依頼していました。
団扇の形も、太竹の角ばった形が主流であった中で、細竹の柄と円形の扇面を組み合わせることで特に優美に仕上げたと言われています。
この「榛原式団扇」は、明治時代においては印刷方法の発達に応じて卵形に改めて明治式団扇とし、柴田是眞、河鍋暁斎、川端玉章ら名のある日本画家に原画を依頼する事で人気を継続しました。
毎年発売される新作の団扇を求めて、多くの人が店舗を訪れた為、「榛原うちはは初夏流行の魁(さきがけ)」として風物詩となっていたほどです。

明治31年には、正岡子規が榛原の団扇について句を詠んでいます。

はい原の 団扇を送る たより哉 (明治31年 「俳句稿 正岡子規自筆本」より)
鶏が鳴く あつまの江戸の はい原の 焼きじるしある 絹団扇かも (明治31年「定本子規歌集」より)

柴田是真が図案を手掛けた団扇「撫子」

現代にまで伝わる日本の涼

今日も、当時と同じ図案を団扇に復刻し、自然の風の心地よさをお届けしています。
ここでは、オンラインショップでお求めいただける榛原団扇をご紹介致します。

型染め絵 大万月

手漉き和紙に、線刻した渋型紙をのせ、着物と同じ工程で染め上げた「型染め絵」の図柄を使っています。団扇は房州産の竹を使い、職人が柄から骨組みまで手作業で仕立てているため、丈夫で軽いのが特徴です。
大きな扇面とよくしなる竹の柄は、大きくて柔らかい風を起こし、一服の涼をもたらします。

型染め絵 大万月
千鳥うちわ

千鳥うちわ

愛らしい千鳥の形の団扇です。
横長の扇面が風をしっかりととらえ、また柄の部分の面積が広く、持ちやすいので、美しさと機能性を併せ持った団扇として、人気を博しました。
関東でただ一人の都うちわの継承者、加藤照邦氏が三十数工程に及ぶ複雑な作業を、全て手仕事にて丁寧に仕上げています。
柄の部分は屋久杉の木肌を生かして仕立てました。

木版摺りうちわ

幕末〜昭和期にかけて榛原が原画の依頼を行った一流絵師の団扇絵を、職人による木版摺りで復刻いたしました。艶やかな金魚や、しっとりと咲く紫陽花、銀の露を纏った桔梗など、色褪せぬ夏の風景が描かれています。
団扇は関東ではただ一人の都うちわの名工、加藤照邦氏の手仕事にて仕立てています。

木版摺りうちわ

団扇(うちわ)商品一覧

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