邪気を払い長命を願う文様の菊に、繁栄・発展を意味する唐草を加えたおめでたいデザインの、はいばらオリジナルカードです。印刷にシルバーを用い、洗練された華やかさを醸します。短いお手紙や贈り物に添えるメッセージカードとしてご利用ください。
はいばら木版摺美術画「菊花」の発売を記念して、木版彫師 三代目関岡扇令が手掛けた木版の線画の描写を使用し、扇子を仕立てました。バリエーションより、紺色、紫色お好きな色をお選びください。
秋の深まるこの時期、野山は鮮やかな菊の花に彩られます。
奈良時代に中国より渡来した菊の花は、古くから品のある姿と香りが好まれてきました。
中国の故事には、穆王(ぼくおう)の侍童である菊慈童(きくじどう)が菊の葉から滴る露を飲み、不老不死の仙人となったと記されています。また、西魏の文帝は菊を浸した酒を飲んで、長寿を得たといわれています。これらの伝説から、菊は長寿をもたらすおめでたい花とされ、千代見草・齢草(よわいぐさ)等とも呼ばれてきました。
また、中国の代表的な隠遁詩人である陶淵明(とうえんめい)に愛されたことから「世に隠れた上品かつ静かな様」を表す意味を与えられ、梅(高潔)・蘭(清逸)・竹(節操)と共に君子に求められる人格を象徴する四種の草木「四君子」の中に数えられています。
もみじは赤や黄色に色づく木々の総称であるとともに、特に紅葉が見事な楓の異称です。
その美しさは、古く『万葉集』や『源氏物語』でも称えられ、室町時代には貴族の間で遠くの野山にもみじを愛でに行く「もみじ狩り」が盛んに行われました。
江戸期以降、もみじ狩りは庶民の間に広がります。現代の花見と同じ様に、木の下で弁当を広げ、華やかに宴が繰り広げられた様です。
伊勢神社にお参りする「伊勢講」、「おかげ参り」の道筋に合せて紅葉の名所を紹介する案内本も出版され、人々が名所にこぞって押し寄せたという事からも、当時の人気ぶりが伺えます。
秋が深まるにつれて、刻々と艶やかさを増すもみじ。
やがて冬が近き、絢爛かつ潔く、地に返ってゆく姿にも禅の美学が重ねられます。
邪気を払い長命を願う文様の菊に、繁栄・発展を意味する唐草を加えたおめでたいデザインの、はいばらオリジナルカードです。印刷にシルバーを用い、洗練された華やかさを醸します。短いお手紙や贈り物に添えるメッセージカードとしてご利用ください。
はいばら木版摺美術画「菊花」の発売を記念して、木版彫師 三代目関岡扇令が手掛けた木版の線画の描写を使用し、扇子を仕立てました。バリエーションより、紺色、紫色お好きな色をお選びください。